去年このブログでご紹介した、手作り味噌づくり。
大豆を茹でて、潰して、麹と塩を混ぜて……。
「これが一年後には本当に味噌になるんだなぁ」と思いながら仕込んだのが、ちょうど1年ほど前。
あれから約1年間、じっくり発酵・熟成させていました。
そしてついに、
手作り味噌が完成しました!

去年の味噌づくりの記事を読んでくださった方には、今回はその続編。
約1年越しの伏線回収です(笑)
蓋を開けてみると、しっかりと味噌らしい色と香り。
自分で仕込んだものが、一年という時間をかけてちゃんと味噌になっている。
分かっていたこととはいえ、実際に完成したものを見るとちょっと感動します。
そして何より、
めちゃめちゃ美味しい。
これが一番伝えたいところかもしれません(笑)
「自分で作ったから美味しく感じる」というのも多少はあるのかもしれませんが、それを差し引いても本当に美味しい。
一年待った甲斐がありました。
味噌は「上・中・下」で味が違う?
今回、完成した味噌でどうしてもやってみたかったことがありました。
味噌づくりの先輩から以前、
「同じ樽の中でも、上層・中層・下層で味が違うよ」
と聞いていたんです。
同じ材料を使って、同じ日に仕込んで、同じ樽の中で一年間発酵させているのに、本当に場所によって味が違うのか?
これはぜひ自分の舌で確かめてみたい。
ということで、完成した味噌を
上層・中層・下層

の3か所からそれぞれ取って、食べ比べをしてみました。
味の違いが分かりやすいように、今回はシンプルにきゅうりにつけて味比べ。
これが思っていた以上に違っていて面白かったです。
そして、どの層もそれぞれ違いはあるけれど、
全部ちゃんと美味しい。
そのうえで「どれが一番好きか」を比べる感じでした。
上層は比較的やさしい味
まずは一番上の上層。
3つの中では比較的やさしい味に感じました。
下の方の味噌と比べると塩味も穏やかで、味噌らしい風味はありながらも少し軽めの印象。
もちろん十分美味しいのですが、3種類を同時に食べ比べてみると、それぞれの違いがよく分かります。
一種類だけ食べていたら、たぶん気づかなかったと思います。
中層は一番味がまとまっている
続いて真ん中の中層。
僕が一口食べて感じたのは、
「一番、味がまとまっている」
ということ。
塩味、甘み、旨み、味噌の香り。
どれか一つが強く出るというより、全体のバランスがいい。
これはかなり美味しいです。
味噌汁や普段の料理に使うなら、中層が一番使いやすそうだなと感じました。
味噌づくりの先輩から聞いた話では、味噌の専門店でも、樽の中の上層・中層・下層による味の違いを活かして販売しているところがあるそうです。
そして、その中でも中層が一番人気なのだとか。
実際に自分で食べ比べてみると、
「なるほど、確かにこれは人気があるのも分かる」
と思いました。
クセが強すぎず、それぞれの味がきれいにまとまっています。
下層は塩味が増して、ちょっと醤油っぽい
そして最後は、樽の一番下にある下層の味噌。
今回、僕が一番面白いと感じたのがここでした。
下へ行くほど、塩味が少しずつ増していくように感じます。
でも単純に「しょっぱい」という感じではなく、味そのものが濃い。
そして僕の感覚では、少し醤油っぽいような風味も感じました。
同じ樽の中の味噌なのに、場所によってこんなにも印象が変わるんだなと驚きました。
そして今回、きゅうりにつけて食べるなら……
僕は下層が一番好きでした。
しっかりした塩味と旨みが、みずみずしいきゅうりにすごく合います。
きゅうりの水分と、下層の濃い味噌。
これが本当にめちゃめちゃ美味しい。

正直、きゅうりがどんどん進みます(笑)
一方で、味噌そのもののバランスとしては、中層が一番まとまっている。
食べ方によって好みが変わるのも面白いところです。
同じ味噌なのに、こんなに違う
今回の食べ比べで一番面白かったのは、
材料も同じ。
仕込んだ日も同じ。
発酵させた時間も同じ。
それなのに、樽の中の場所によって味の感じ方が違ったこと。
僕が感じた印象をまとめると、
上層 → 比較的やさしい味
中層 → 一番バランスがよく、味がまとまっている
下層 → 塩味と旨みが濃く、少し醤油っぽい感じ
という違いでした。
でも共通しているのは、
どこを食べても美味しい。
これにはちょっと驚きました。
発酵食品って、本当に面白いですね。
一年間、樽の中で少しずつ変化して、味噌になっていく。
完成したものを食べるだけではなく、その過程も含めて楽しめるところが手作り味噌の魅力なのかもしれません。
今回使ったのは「百川味噌」の手作り味噌セット
今回僕が味噌づくりに使ったのは、**百川味噌株式会社の「味噌手作りセット(通常版)4kg用・樽付き」**です。
ネットで購入しました。

このセットがとても便利で、味噌づくりに必要な材料だけでなく、保存するための樽や詳しい説明書まで付いています。
セットに入っていた主な材料は、
・乾燥大豆 1kg
・米麹 1.1kg
・塩 420g
です。
大豆には新潟県産「あやこがね」、
米麹には新潟県産コシヒカリ、
塩には**「赤穂の天塩」**が使われています。
「大豆1kgなのに、どうして4kgの味噌になるの?」と思うかもしれませんが、乾燥大豆は水に浸して茹でることで、しっかり水分を含んで重量が増えます。
そこへ米麹や塩を合わせることで、最終的に約4kgほどの味噌を仕込めるセットになっています。
材料を一つずつ自分で揃えなくてもいいので、初めて味噌を作る人にはかなり始めやすいセットだと思います。
詳しい説明書も付いているので、基本的にはその手順通りに作っていきました。
味噌づくりの流れ
作り方を簡単にご紹介すると、
まず大豆を水につけて、しっかり吸水させます。
その大豆を柔らかくなるまで茹でて、潰してペースト状にします。
別で米麹と塩をしっかり混ぜておき、潰した大豆と合わせます。
そして、できるだけ空気が入らないように樽へ詰めていきます。
表面を整えたら、あとは発酵と熟成の時間。
僕はそこから約一年間寝かせました。
作った直後はまだ大豆と麹と塩だったものが、一年後にはしっかりと味噌になっている。
自分で作ってみると、発酵のすごさを改めて感じます。
そして完成した味噌を食べた瞬間、
「これ、また作りたいな」
と思うくらい美味しかったです。
一年前のブログから、ようやく完成!
去年、味噌を仕込んだ時にもブログを書きました。
その時にはまだ、
「一年後、どんな味噌になるんだろう?」
という状態。
あれから一年。
無事に、そして想像以上に美味しい味噌が完成しました。
去年の記事を読んでくださっていた方には、今回ようやく結果をご報告できました。
まさに一年越しの伏線回収(笑)
そして、ただ完成した味噌を食べるだけではなく、上層・中層・下層に分けて食べ比べたことで、発酵の面白さをさらに楽しむことができました。
僕の好みをまとめると、
きゅうりにつけるなら下層が一番好き。
そして、
味噌そのもののバランスなら中層。
中層が人気だと聞いていましたが、自分で食べてみて納得でした。
でも結局のところ、一番の感想はとてもシンプルで、
手作り味噌、めちゃめちゃ美味しいです。
一年待つ必要はありますが、その時間も含めて楽しめるし、完成した時の嬉しさもあります。
最近は、甘酒を使ってスイーツを作ったり、こうして自分で味噌を作ったり。
以前なら出来上がったものを買っていたものを、自分で作ってみる機会が少しずつ増えています。
自分で作れば、何が入っているのかも分かる。
そして、出来上がるまでの時間も楽しめる。
特に味噌は一年。
すぐに結果が出るものが多い今だからこそ、一年待って完成するものを楽しむというのも、なかなかいいものだなと思いました。
去年仕込んだ味噌は、これにて無事完成。
一年越しの手作り味噌、大成功でした!
これはまた作りたいと思います。


